再生可能エネルギーとは?どんな種類があるの?
このところ再生可能エネルギーという用語をよく耳にしますが、いったいこれはどのようなエネルギーのことを言うのでしょうか。
再生可能ということは、幾ら使っても無くなることがないということなのでしょうか。
そうなのです。再生可能エネルギーは石油や石炭、あるいはLNGのような、いつかは枯渇してしまう恐れのある地下資源などのエネルギーに比べて、幾ら使っても枯渇することがないエネルギーのことを言います。
つまり、いくら人々が利用しても、その利用速度にしたがって自然界から調達することができるエネルギーなのです。
いまこのエネルギーの必要性が大きく叫ばれています。
それは、あの東日本大地震により福島原子力発電所が大被害を受け、大量の放射能漏れを起こし、今後原発の存続が危うくなっているからです。
今でも福島などでは、ガイガーカウンター(放射線測定器)が無いと安心して生活する事ができない状態が続いています。
あの事故により、人々は原発の恐ろしさを目の当たりにし、それ以来、原発廃止を叫び始めたのです。
それに伴い、原発に変わる代替エネルギーとして再生可能エネルギーが注目を集めているのです。このエネルギーには種類がたくさんありますが、代表的なものは以下のようなエネルギーです。
- 太陽光(ソーラー)発電
- 水力発電
- 風力発電
- 地熱発電
- 潮力発電
- 海流発電
- 波力発電
- バイオマス発電
他にも様々な種類の再生可能エネルギーが研究されていますが、共通点としては何らかの運動エネルギーが発生しているという事です。
再生可能エネルギーが非枯渇性エネルギーと呼ばれるのはなぜ?
再生エネルギーは別名「非枯渇性エネルギー」とも呼ばれています。
ではなぜそう呼ばれるのでしょうか。
私たちがこれまで長い間使ってきた石油や石炭、あるいはLNGなどの地下資源はいずれ枯渇して無くなってしまう恐れがあります。
でも上に挙げたようなエネルギーは人間の利用スピードに伴っていくらでも再生が可能であり、枯渇してしまうことがありません。
つまり枯渇しないことを指して「非枯渇」と呼ぶのです。
これに対して枯渇する恐れのある地下資源などは「枯渇性エネルギー」と呼ばれるのです。
またこれらのうち自然界から調達するものを「自然エネルギー」とも呼びます。
また原発や地下資源エネルギーに比べてCO2などの汚染物質を排出しないことから「クリーンエネルギー」とも呼ばれています。